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2008年7月

ヘルニアとは?

ヘルニアとは、体の一部分が本来あるべき場所からずれる、飛び出すことをいいます。例えば「臍ヘルニア」はいわゆる出べそのことですし、「鼠径ヘルニア」は一般的にいう脱腸のことです。このことからもわかるように、ヘルニアは病気ではなく、症状を指す言葉なのです。

私たちの生活の中でヘルニアといえば、椎間板ヘルニアが一般的。ここからはヘルニア=椎間板ヘルニアとして話を進めていきますね。

椎間板ヘルニアとは、椎間板が本来の位置からずれている状態のこと。詳しく説明しましょう。

人間の背骨は24個の骨で構成されています。その1つ1つの骨の間にあるのが椎間板、クッションの役割を務める軟骨です。椎間板は線維輪と髄核から構成され、柔らかい髄核を硬い線維輪が覆っています。けがや老化によって線維輪にひびが入ると、そこから髄核が飛び出してきます。これが椎間板ヘルニアです。

この本来の位置から飛び出した髄核、椎間板が神経を圧迫するため、その周辺に痛みが走ります。
これがヘルニアの痛みのメカニズムです。

ヘルニアは人間が二足歩行を始めた時からの宿命だ、などという人もいますが、実は犬もヘルニアになるって知ってました?ダックスフントやビーグル、コーギーなど、胴が長い犬種と、ゴールデンレトリーバーなどの大型犬が特になりやすいそう。愛犬家のみなさん、犬のヘルニアには十分気をつけてあげてくださいね。

Posted by ミミ | 2008年7月 6日 20:04 |

上手く付き合うために

病院に行ったり、手術をするほどではないが、たまに少しだけ痛む。こういうタイプの坐骨神経痛を持つ人も多いですよね。この場合は、上手に坐骨神経痛と付き合う方法を考えてみましょう。

坐骨神経痛と付き合うために大切なのは、坐骨神経痛の原因を知ること。坐骨神経痛は原因によって対処法が変わってくることが多いので、原因を知ることで、的外れな対処を施さずに済むようになります。

坐骨神経痛の原因を知るためには一度、病院に足を運んだ方がいいでしょう。自分で思っているより原因の病気が悪化していれば治療に移ることもできますし、そうでなくとも医師から日常生活で注意する点などの指導を受けることができます。坐骨神経痛と上手に付き合うために、医師の診断は欠かせないものです。

坐骨神経痛と付き合うためには、医師から指摘を受けた点に気をつけることが一番。そして、適度な運動を心がけましょう。坐骨神経痛の原因がヘルニアにせよ、梨状筋にせよ、腰周りの筋肉を鍛えることは非常に有効。負担をかけすぎないように注意して、少しずつ筋肉をほぐし、鍛えていきましょう。

坐骨神経痛と上手に付き合うには、あまり深く考えすぎないことも大切。痛みが襲ってきても、またか、と大きく構えていましょう。痛みを忘れるほど熱中できることを見つけるのもいいですね。ガマンできないような痛みを感じるのなら、素直に治療を始める方が無難ですよ。

Posted by ミミ | 2008年7月 7日 20:02 |

ヨガ

ダイエットやデトックスなどさまざまなことに効果があるとされているヨガですが、坐骨神経痛にも効果があるもよう。適度な運動は坐骨神経痛の解消に役に立ちますから、ゆっくりとした動きのヨガはうってつけかもしれません。

ヨガが特に効果的なのは、梨状筋性坐骨神経痛。梨状筋の衰えによって症状が出るこの坐骨神経痛は、腰周りの筋肉を鍛えることで解消が見込めます。ヨガはそれほど激しい運動ではありませんから、じっくりと体を鍛えたい人向け。そうはいっても、椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛には進められません。

ヨガのポーズに坐骨神経痛を緩和してくれるものがあります。それが「足を伸ばすポーズ」。仰向けになり、息を吸いながら左足を上げ、左手でその先を持ちます。右手は左手と90度になるように伸ばしましょう。そして息を吐きながら上体を起こし、左足を胸に近づけます。これを30秒ほどキープしたら、元に戻り、反対側も同様に行います。

インターネットでは動画付きで解説しているサイトもあるので、わかりづらければそちらを参照してください。

たとえ動きがわかっても、このポーズは結構難しいです。体の硬い人はまずできないでしょうし、坐骨神経痛とともに腰痛のある人は腰に負担がかかるかもしれません。自宅でやる場合は無理をしないことを心がけてください。

坐骨神経痛の解消のためにヨガを始めるのなら医師と相談の上、きちんとした指導者の下で行いましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月 8日 20:01 |

漢方薬

坐骨神経痛の症状を緩和させるためのものとして漢方薬が注目を集めています。
漢方薬は坐骨神経痛を西洋医学とは違った視点で捉えているので違和感を覚えるかもしれませんが、実際に症状が良くなったという人も大勢いるんですよ。

投薬治療のページでも紹介した「八味地黄丸(はちみじおうがん)」と「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」は比較的有名な漢方薬です。名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

八味地黄丸は足腰の疲れや冷えから来る痛みとしびれをやわらげてくれるもの。排尿障害の漢方薬としても有名ですね。有名なだけに、手に入りやすいのも嬉しいポイントです

当帰芍薬散も手に入りやすい漢方薬。血行をよくして体を温め、痛みを緩和する仕組みです。坐骨神経痛だけでなく、更年期障害などにも効果があるとされています。

東洋医学では冷えを万病の素としていますが、漢方薬もその考えにのっとっています。「独活寄生湯(どっかつきせいとう)」は冷えと湿気による坐骨神経痛に、「五積散(ごしゃくさん)」は冷えによる坐骨神経痛に効果があるようです。

冷え同様、東洋医学で問題視されているのが血行不良。「疎経活血湯(そけいかっけつとう)」はその考えに基づいて坐骨神経痛をやわらげることを目的としています。

ここで挙げた物はネット通販などで買うこともできますが、もし近くに漢方薬専門の薬剤師がいれば、相談してみるのもいいですね。

Posted by ミミ | 2008年7月 9日 20:00 |

ツボ

人間の体に400個近くもあるというツボ。坐骨神経痛に効果のあるツボももちろんあります。

お尻の真ん中ほどにある「坐骨点」。坐骨神経通になった場合、ここが硬くなっていたり、しこりができたりします。指で押すと鈍い痛みを感じる所がツボです。ここを刺激するには、横向きに寝て上になった方の手の中指の腹で優しく押しましょう。朝と晩に毎日行っていけば、次第にしこりがなくなり、柔らかくなってきます。

太ももが痛むのなら「殷門」を刺激しましょう。太ももの裏側の中央部分にあるツボです。イスに座り、太ももを片方ずつ両手で抱え、親指以外の8本の指で刺激します。殷門を中心にして太もも全体の筋肉をほぐすようにすると、より効果が出るでしょう。

ふくらはぎの痛みには「承筋」を刺激するのが効果的。ふくらはぎのもっともふくらんだ部分にあるツボです。体育座りをして両手の親指で左右それぞれの承筋を3~5分ほど刺激しましょう。ふくらはぎが柔らかくなるまで毎日、がんばってください。

腰から足にかけてまんべんなく痛い坐骨神経痛には、「五枢」。骨盤のでっぱっている部分の上にあります。仰向けに寝て、左右それぞれの親指で同時に刺激しましょう。このツボは坐骨神経痛だけでなく、冷えや疲れによる足腰のだるさを解消する効果もあるとされています。

ここでは自分で刺激する方法を紹介しましたが、もちろんプロにやってもらっても効果大ですよ。

Posted by ミミ | 2008年7月10日 19:58 |

マッサージ

坐骨神経痛を和らげるにはマッサージも有効な手段です。特に筋肉の緊張から起こる坐骨神経痛には効果があるとされています。坐骨神経痛の原因によってはマッサージは逆効果のこともあるので、医師などとよく相談しましょう。

坐骨神経痛対策としてのマッサージは、エステなどではダメ。きちんとした治療院やマッサージ院などで受けましょう。ただし、ボキボキと骨を鳴らすような整体は坐骨神経痛には逆効果のこともあります。まず、自分の坐骨神経痛の原因を探ることから始め、その後にマッサージを受ける所を決めた方がいいでしょう。

治療院でのマッサージは、腰、太ももの裏、ふくらはぎなど、坐骨神経に沿って丁寧に行われます。これは筋肉をほぐすことで痛みをやわらげると同時に、坐骨神経痛と同時に襲ってくることが多い腰痛も解消してくれます。マッサージの効果をより高めるために低周波を通す所もあるようです。不安なら、事前にどんなマッサージを行うのかしっかりと聞いておきましょう。

しびれが出ていてマッサージだけではどうにもならない坐骨神経痛は、針灸を組み合わせるのが効果的。痛みはもちろんしびれもひどいという人は、針灸院に行ってみるのも手です。

坐骨神経痛の症状を軽減してくれるマッサージですが、素人が行うのは危険。坐骨神経痛は原因となっている病気で処置がまったく違ってきますから、むやみやたらに素人がマッサージをした結果、症状が悪化することもあります。気をつけましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月11日 19:57 |

投薬治療

比較的症状が軽い坐骨神経痛の場合、病院でも投薬治療を行うことがほとんど。内服タイプや座薬の鎮痛剤や消炎剤を処方されることが多いようです。「抹消血管拡張薬」という血管を広げる薬で坐骨神経周辺の血流を改善し、痛みを和らげることもあります。

市販の薬でも効能として坐骨神経痛の緩和をうたっている物があります。代表的な物は再春館製薬所の「痛散湯」。水を加えて煮詰めるタイプの飲み薬です。少々お高いですが、病院に行くほどでもないと感じているのなら試してみる価値はあるかもしれません。

鎮痛剤として有名な第一三共の「ロキソニン」、テイコクメディックスの「オロロックス」を、坐骨神経痛の対策として飲んでいる人もいます。

椎間板ヘルニアなどの腰痛からくる坐骨神経痛には興和の「バンテリンコーワ」を使っている人も多くいるようです。

市販の薬は気軽に使ってしまいがちですが、薬剤師と相談の上、買うようにしてください。病院にかかっているのなら、医師に投薬治療について詳しく聞いてみることをおすすめします。組み合わせの良くない薬もありますので、素人判断で服用することは危険です。

最近では坐骨神経痛の投薬治療に漢方を用いることが増えてきました。坐骨神経痛に効くとされる漢方では「八味地黄丸(はちみじおうがん)」、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」などが有名です。漢方については別ページで詳しく説明します。

Posted by ミミ | 2008年7月12日 19:56 |

予防体操

坐骨神経痛を予防するには、体を動かすことが一番。特に腰周りの筋肉、腹筋や背筋を鍛えたり、骨盤や背骨のゆがみを矯正するような体操はおすすめです。

足を肩幅くらいに開き、手は前ならえの時のようにまっすぐに伸ばします。その状態のまま、息を吐きながらゆっくりと腰を落とします。ひざを90度に曲げるイメージで、できる所までで構いません。ここまでかな、という所で腰を落とすのをやめ、一度深呼吸します。その後、今度は息を吸いながら、始めの姿勢に戻りましょう。

これを1セットとし、2セットほど行えばOK。坐骨神経痛の予防体操ですから、無理をして腰を痛めることのないよう注意してください。

腰への負担が少ない方がいいのなら、ひざ抱え運動がおすすめ。仰向けに寝転がり、両手で片方のひざを抱えます。息を吐きながら胸の辺りまでひざを引き寄せて、元の位置に戻しましょう。反対の足も同様に行い、これを1セットとします。10セットほどできれば十分ですが、痛みを感じる部分と相談しながら行いましょう。

ダイエットアイテムとして人気の高いバランスボールも、坐骨神経痛の予防体操に使えます。バランスボールの上に座り、落ちまいとするだけで背筋が伸びますよね。さらに、腹筋も背筋も鍛えられていると実感できると思います。これももちろん、無理はしないように。

バランスボールから落ちて腰を打った、なんて洒落になりませんからね。

Posted by ミミ | 2008年7月13日 19:55 |

妊婦との関係

妊婦に腰痛はつきものですが、坐骨神経痛の症状が出る人も実はたくさんいます。お腹が大きくなるにつれて子宮が背骨を圧迫し、血流が悪くなることで坐骨神経痛になるといわれています。出産に備えて骨盤が緩んでくることも原因の一つ。大きなお腹と痛い腰を抱え、あげくお尻や足まで痛い......。妊婦は本当に大変です。

軽い坐骨神経痛なら湿布や鎮痛剤などの市販されている医薬品で対処している人も多いと思いますが、妊娠中は絶対にNG。どうしてもというのなら産婦人科や整形外科の医師に相談してからにしてください。病院によってはビタミン剤や湿布を処方してくれることもあります。しかし、時期によってはなにも処置できないと言われることも多いので、覚悟しておきましょう。赤ちゃんのためです。がんばってください。

妊婦の坐骨神経痛はどうにも対処ができないことも多いですが、常日頃からの心がけで症状を軽くすることはできます。億劫なのはわかりますが、やはり体はできるだけ動かしましょう。腰の筋肉をやわらかくし、鍛えることで腰痛、坐骨神経痛は和らぎます。マタニティーヨガやマタニティースイミングなどに積極的に参加しましょう。腰に負担をかけない、楽な姿勢でいることも大切ですよ。

妊婦の坐骨神経痛は一時的なものであることがほとんど。個人差はありますが、妊娠中期から後期に出ることが多いようです。ほとんどの人は産後にすっかり治ってしまうといいますから、安心してくださいね。

Posted by ミミ | 2008年7月14日 19:53 |

椎間板ヘルニアとの関係

坐骨神経痛の原因は、椎間板ヘルニアがもっとも多いとされています。

椎間板とは1つ1つの背骨の間にある軟骨のことで、髄核を線維輪が覆う構成となっています。椎間板ヘルニアとは、この線維輪に亀裂が入り、中の髄核が飛び出す病気のこと。髄核が飛び出すことで椎間板は膨れ上がり、それが神経を圧迫するので腰に強い痛みが走るのです。

膨れ上がった椎間板が坐骨神経を圧迫すれば、坐骨神経痛が起こります。このように、坐骨神経痛と椎間板ヘルニアには深いつながりがあるのです。

椎間板ヘルニアは激しい運動や力仕事によってなるものだと思っていませんか?

ところが、加齢による線維輪が劣化からもかかりやすい病気なのです。年を取ってからの坐骨神経痛の原因の多くは「腰部脊柱管狭窄症」によるものといわれていますが、椎間板ヘルニアの可能性もあるということを覚えておきましょう。

椎間板ヘルニアが原因とされる坐骨神経痛を「根性坐骨神経痛」「腰椎製坐骨神経痛」などと呼びます。梨状筋による坐骨神経の圧迫が原因の「梨状筋坐骨神経痛」とは明らかに区別されているのです。原因が違えば治療法や対策も変わってきますよね。ただ坐骨神経通だと一緒くたにするのではなく、原因がどこにあるのかを把握することが大切なのです。

椎間板ヘルニアの予防は、腰を鍛えること。負担をかけすぎない水中ウォーキングなどは椎間板ヘルニア対策としてぴったりです。日常生活でも腰に負担をかけすぎないよう注意しましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月15日 19:48 |

ヘルニア手術

椎間板ヘルニアの治療には、保存療法、牽引療法で改善が見られなかった場合、
手術をするという選択肢もあります。保存療法をのんびり試している時間がない、いち早く社会復帰したいといった人が手術を望むケースもあります。

ヘルニアの手術でもっともオーソドックスなのが「ラブ法」。背中を切り開き、腰椎を削ってヘルニア部分を切除、摘出する手術です。手術時間は1時間にも満たない場合が多いですが、1~3週間ほどの入院が必要となります。

ラブ法に替わり注目を集めているのがレーザー治療。数ミリほどの針を刺して髄核に直接レーザーを照射し、髄核を減らすことでヘルニア部分をひっこめます。切開不要かつ10数分で終わる気軽さが評判となっていますが、一部のヘルニアには効果がないことも。また、保険適用外なので、手術費が高くついてしまいます。

内視鏡を使ってヘルニアを摘出する手術もあります。「MED法」と呼ばれるもので、背中を少しだけ切り開き、そこから内視鏡を挿入します。ラブ法に比べて傷口、術後の痛みともに小さく済みますが、全身麻酔が必要です。

「PN法」は局所麻酔の上、直径数ミリの管を刺して直接髄核を摘出する手術。欧米ではヘルニアの日帰り手術として定着しています。

ヘルニアを切除、摘出した後は骨を移植したり、人工物で脊髄を固定する手術が必要になることもあります。ヘルニアの手術を受ける際は、医師とよく相談し、納得の行く形で受けるようにしましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月15日 20:10 |

予防法

坐骨神経痛の予防法は、なんといっても腰に負担をかけないこと。腰から始まり足の先まで続く坐骨神経を圧迫しないことが一番なのです。

無理して重い物を持つことはNG。同じ姿勢、特に中腰での長時間の作業なども気をつけましょう。

太りすぎも腰に負担をかける原因になります。過度なダイエットは必要ありませんが、坐骨神経痛だけではなく健康全般に注意する意味でも理想の体重を保つようにしましょう。

腰に負担をかけないようにと、箱入り娘のように腰を大事にするのもいいですが、軽い負担になら耐えられるように鍛えておくことも大切。辛くない程度のストレッチで腰の筋肉を常に柔らかくしておくといいですよ。

日常生活の中でできる坐骨神経痛の予防法もあります。体の左右のバランスが崩れると、それを支える腰に負担がかかるもの。これを防ぐために、常に左右のバランスを意識しましょう。

例えば、ご飯を食べる時に左右の歯で均等に噛むようにしたり、いつも同じ手でバッグを持たないようにしたり。頬杖や足を組むことも体のバランスを崩すことにつながります。常に腰には左右均等に体重がかかるように心がけましょう。

血流が悪いことから坐骨神経痛を引き起こす病気になることもあります。下半身を冷やしたり、締めつけすぎたりしないことも、坐骨神経痛の予防法です。特に女性はファッションばかりにこだわらず、たまには体のことを考えた服装にしてみましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月16日 19:46 |

治療法

椎間板ヘルニアは一生治らない、なんて聞いたことはありませんか?

確かに、ヘルニアが元の状態に戻ることは難しいですが、それでも治療により症状が大きく緩和された、人によっては"完治した"と感じられる状態になることは少なくありません。ヘルニアは治療すれば(体感的にではありますが)治るものなのです。

ヘルニアの治療で一般的に用いられるのが保存療法。安静にすることで症状が悪化するのを抑え、私たちが持っている自然治癒力で快方に向かわせる治療法です。

かといって、なにも施さずにただ寝ていることが保存療法ではありません。まずコルセットなどにより患部を固定し、鎮痛剤や筋弛緩剤などで痛みをやわらげます。この時、痛みが伝わる神経を遮断する「ブロック注射」が使われることもあります。

次は温熱療法です。これは温めることで筋肉の緊張をほぐし、血流をよくするためのもの。温熱療法と同時に、電気信号で筋肉を刺激する低周波治療が行われることもあります。さらにストレッチ法などの指導がある場合も。ここまでが保存療法と呼ばれる治療法です。

保存療法だけでは症状が改善されなかった場合、牽引療法に移ります。ヘルニアにおける牽引療法は、腰をひっぱったりゆるめたりすることで腰周辺の筋肉をほぐすためのもの。椎間板にかかる負担を軽減させて、ヘルニアの進行を止める意味もあります。

これらの治療で大半のヘルニアは症状が改善されます。

Posted by ミミ | 2008年7月16日 20:09 |

手術

坐骨神経痛があまりにひどい場合は手術を受けるという手もあります。ただしこれは、坐骨神経痛だけをきれいさっぱりなくすというものではなく、原因を根本から治療するもの。なので、同じ坐骨神経痛の症状が出ていても、原因となっている病気によって手術の方法は違ってきます。

坐骨神経痛の原因として代表的な椎間板ヘルニア。ヘルニアを取り除くことを目的として行われる手術には、内視鏡が使われることが増えています。以前のように背中を大きく開くこともなく、患者への負担が小さいことが評価されています。また、従来のようにヘルニアを取り除くのではなく、レーザーの照射によってヘルニアを圧迫されない場所へ戻す手術が注目を浴びています。この手術はわずか半日で終了し、入院の必要もないため、いますぐ坐骨神経痛をどうにかしたい人向けです。

坐骨神経痛の原因として椎間板ヘルニアと並ぶ腰部脊柱管狭窄症では、残念ながら内視鏡手術は行えません。

ヘルニアよりもずっと高度な手順を踏んで原因を取り除かなければならないからです。腰部脊柱管狭窄症とは、加齢などによって背骨が変形し、神経を圧迫している病気のこと。これを内視鏡やレーザーで改善するのには危険が伴います。従来の背中を切り開く手術の方がむしろ安全なのです。

坐骨神経痛で手術を受けるのなら、どういった病気が原因なのか、どんな手術でなにが改善されるのかといったことを医師によく聞いておきましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月17日 19:45 |

予防法

椎間板ヘルニアの原因について、別ページで背骨のずれについてお話しました。ヘルニアの原因は背骨のずれ、ということは、背骨のずれを予防することがヘルニアの予防法なのです。これから背骨のずれの予防法を紹介するので、ぜひ実践してみてください。

まずは、常に背筋を伸ばして正しい姿勢でいることが第一。不自然に曲げることで背骨は曲がっていきます。原因のところで触れた「生理湾曲」が守られていれば、背骨はずれることがありません。

そうはいっても、背筋を伸ばすってそれだけで疲れますよね。だからこそ、いいこともあるんですよ。

背筋を伸ばす、とっても簡単なことですが、これは意外と筋肉を使います。毎日ぴんと良い姿勢でいるだけで、自然とお腹や背中の筋肉が鍛えられるのです。つまり、ダイエットにもなる!ヘルニアの症状としても代表的な腰痛にとって体重増加は格好のえさですから、背筋を伸ばして痩せられればこんなにいいことはありません。

これは座る時も同様。いすに深く腰かけて背筋を伸ばすことでヘルニアの予防になります。床に座る場合はあぐらや長座、横座りは厳禁。正座がもっとも腰に負担をかけません。

姿勢以外の予防法は、やはり腰に負担をかけないこと。重い物を持つときは前かがみになるのではなく、一度しゃがんでからの方が安全です。とにかく前かがみになるのはダメ。お料理、お掃除、車の運転、なんでも前かがみにはならないように心がけましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月17日 20:07 |

治療法

坐骨神経痛は病気ではありませんが、治療法は存在します。これから紹介する治療法は原因となっている病気をどうにかするというのではなく、坐骨神経痛の症状を緩和させるためのものです。

1.生活指導
椎間板ヘルニアなどが原因の突然強い痛みが襲うタイプの坐骨神経痛は、日常生活でも気をつけることがあります。腰に負担をかけないこと、コルセットの着用などを医師が指導します。

2.薬物療法
鎮痛剤、消炎剤が多く使われます。非ステロイド剤の内服薬や座薬がほとんどです。原因となっている病気によっては血流をよくするための薬の投与や注射を行うこともあります。

3.理学療法
ホットパックや極超短波などによる温熱療法が中心。もちろん治療としての効果もありますが、リラックスして痛みを和らげる目的もあります。

4.ブロック注射
神経伝達をブロック、遮断するための注射です。これを打つことで痛みを和らげることができます。いわゆる、"痛み止めの注射"ですね。椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症による坐骨神経痛にはもっとも即効性があるとされています。

これらの治療法はすべて同時に行うのではなく、ちょっと痛むぐらいなら生活指導、痛くて歩くことすらできないならブロック注射など、坐骨神経痛の程度に応じて施していきます。

手術をすることもありますが、その多くは坐骨神経痛の治療ではなく、原因となっている病気の治療。結局、坐骨神経の元を根こそぎ治療するのが一番です。

Posted by ミミ | 2008年7月18日 19:44 |

ヘルニアの症状

椎間板ヘルニアの症状は、腰痛だけではありません。
腰から足の先まで、広い範囲で痛みやしびれが発生することもあります。
ヘルニアが腰から足の先まで通っている坐骨神経を刺激するために起こる坐骨神経痛も典型的な症状です。

ヘルニアも症状が進むと、腰から足の先までの感覚が麻痺したり、筋力が低下することも。さらに重度になると排尿障害や勃起障害を引き起こすこともあります。ヘルニアは病気ではないと別のページで説明しましたが、それでもこんなに怖ろしいものなのです。

ヘルニアの症状が出たら早めに治すのがベスト。こんな症状、出ていませんか?

・短い時間(10数分程度)でも立っている、または座っているのが辛くなる
・30分以上歩くと腰や足にぴりぴりとした痛みが走る
・前かがみになると痛みが出る、または痛みが強くなる
・立ち上がるのが辛い
・ひざを伸ばしたまま足を持ち上げられない
・下半身の感覚が鈍い

これらはヘルニア初期状態で現れやすい自覚症状の一部。いくつも当てはまるようならヘルニアの可能性を疑ってみましょう。

未成年のヘルニア、若年性椎間板ヘルニアの場合、症状が強く出ることがあります。体が成長するための大切な時期ですから、初期症状を見逃さず、じっくりと治療にあたってください。若年性椎間板ヘルニアはスポーツがきっかけとなって発症することが多いので、部活少年、部活少女のお父さん、お母さんは特に気をつけてあげてくださいね。

Posted by ミミ | 2008年7月18日 20:06 |

症状

坐骨神経痛は病気ではなく症状。
なんらかの病気などに伴い、坐骨神経周辺の腰、お尻、足などが痛むことをいいます。原因によって激しい痛みが走る場合もあれば、鈍い痛みが長く続く場合、軽い痺れや違和感だけで済む場合もあります。

坐骨神経痛の症状が進むと、体を動かすことで痛みが倍増することがあります。足の痺れが全体にまで行き渡り、足の指を動かすことができなくなることも......。
痛みや麻痺で歩くことができなくなってしまうこともあるのです。左右の足の筋肉のバランスが崩れることもあります。

坐骨神経痛の原因が椎間板ヘルニアにあった場合、椎間板ヘルニアの症状も一緒にやって来ます。お尻や足などの痛みに加え、咳やくしゃみだけでも誘発される腰の激痛。熱さや冷たさ、圧迫感などが正しく感知できなくなる感覚障害。重度の椎間板ヘルニアでは排泄に障害がでることもあります。中高年の坐骨神経痛の原因として多く挙げられる「腰部脊柱管狭窄症」も、椎間板ヘルニアと同じような症状が出ます。

坐骨神経痛自体はそれほど重い症状が出ない場合もあります。ただ少し違和感がある、ちょっとだけしびれている気がする、という人も多いのです。しかし、本当に怖いのは坐骨神経痛ではありません。繰り返しますが、坐骨神経痛はただの症状。たとえ自覚がなくとも、坐骨神経痛の原因となっている病気があなたの体に潜んでいるのです。これを忘れずに、坐骨神経痛と向かい合ってください。

Posted by ミミ | 2008年7月19日 19:43 |

ヘルニアの原因

椎間板ヘルニアの主な原因は、老化。
背骨同士のクッションの役割を果たす椎間板ですが、20歳をすぎるとどんどん弾力性がなくなってきます。弾力性がなくなることで椎間板は傷つきやすくなり、少しの衝撃や圧迫でも髄核が飛び出してしまいます。

骨の老化もヘルニアの原因となります。骨は老化すると欠けやすくなり、結果、椎間板をつぶしたり、傷つけたりしてしまいます。

骨の老化は実際の年齢にはあまり関係ありません。骨密度や骨年齢といった言葉は聞いたことがありますよね?実際の年齢よりも骨が老化している人は、実は多くいます。たとえ20代、30代でも骨が老化してしまうと、ヘルニアになりやすくなってしまうのです。

また、背骨のずれやゆがみもヘルニアの原因となります。背骨の本来あるべき姿(生理湾曲といいます)は、うまいこと首、胸、腰の部分が湾曲していて、負担を分散できるようになっています。

しかしこの生理湾曲が崩れると、体に負担をかけないためにさらに背骨がずれていきます。小さなずれが大きなずれを呼び、椎間板にも大きな負担がかかります。その結果、ヘルニアとなってしまうのです。まずは小さなずれを防ぐため、普段から背筋を伸ばすことをこころがけましょう。

ヘルニアの主な原因は老化と背骨のずれですが、発症するにはきっかけがあります。急に重いものを持ったり、腰を大きくひねったり。長時間中腰でいたり、座りっぱなしも危険です。気をつけましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月19日 20:05 |

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Posted by ミミ | 2008年7月20日 17:41 |

坐骨神経痛とは?

ピリピリ、チクチク、ジンジン、ズブッ。

これらはすべて、神経痛の痛みを言葉にしてみたものです。神経痛は人によってまったく表現の仕方が違うため、自分の痛みが神経痛なのかどうかが判断しづらいもの。特に坐骨神経痛は痛みの出る範囲が広く、その自覚がないまま、なんだか体が痛い、と感じている人も多いのです。

坐骨神経痛は、坐骨神経がなんらかの原因で圧迫されたり、炎症を起こしたりして痛みが伴う症状のこと。坐骨神経は人間はもちろん、多くの動物にとっても体内で最長の神経です。人間の体でいうと、腰から足の先まで坐骨神経が通っています。もっとも太い所は親指ほどもあるという、まさに体内最大の神経。これが痛むのですから、想像しただけでも坐骨神経痛の辛さがわかりますよね。

坐骨神経痛はあくまで症状を指す言葉であり、病名ではありません。ですから、その背後に病気が隠されていることもあります。例えば、椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経痛が出たりといったことが起こるのです。坐骨神経痛には原因のわからないものもありますが、なにかしらの背景があるものと考えてください。

坐骨神経痛かな?と思ったら、早めに病院に行くことをおすすめします。ガマンして痛みに耐えてもなにもいいことはありません。病院は整形外科に行きましょう。自分から、坐骨神経痛だと思う、といった旨は伝えても伝えなくてもOK。まずは症状だけを伝えて、医師の診断を待つのが一番です。

Posted by ミミ | 2008年7月20日 18:10 |

診断基準

お尻や足が痛いけど、これが噂の坐骨神経痛かしら......?
病院に行く前に、自分の症状が本当に坐骨神経痛か知りたい人も多いと思います。
まずは簡単にセルフチェックを行ってみましょう。

次のような状況で、お尻や足、腰に痛みを感じたことはありますか?

・重い物を持ち上げた瞬間
・長時間立ちっぱなし、座りっぱなし、歩きっぱなし
・咳やくしゃみをした時
・就寝中
・起床後すぐ
・一日の終わり

これらに当てはまるのなら、坐骨神経痛の可能性があります。

より詳しく知りたいのなら、ラジオ体操をしてみてください。体を回す、曲げる、反らせるなどの動きでお尻や足や腰が痛みませんか?痛みが出たらイコール坐骨神経痛、ということではありませんが、病院に足を運ぶ価値はあると思います。

病院ではより明確な診断基準を持って坐骨神経痛を判断。病院では問診、MRIやX線などの検査、体を押してみてどこが痛いのかを探る「圧痛点診断法」などの診断基準で、あなたの体に坐骨神経痛が出ているかどうか見極めます。

坐骨神経痛が出ている場合、それでおしまいではなく、その背後に潜む病気なども見つけることができます。坐骨神経痛は単独で起こるものではありません。必ず原因となる病気があるのです。これを探るためにも、坐骨神経痛の疑いがある、すでに悩んでいる人が病院の診断を受けることは必須です。

セルフチェックはあくまで参考程度にとどめ、病院で本格的な診断を受けましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月20日 18:12 |

原因

坐骨神経痛にはさまざまな原因があるとされています。その原因によって、坐骨神経痛は大きく3つに分類されています。

根性坐骨神経痛、腰椎性坐骨神経痛
坐骨神経の付け根、腰椎部分が圧迫されて、痛みが起こります。根に由来する神経痛、腰椎に由来する神経痛、という意味です。坐骨神経痛に根性があるわけではありません。原因として挙げられる代表的なものが椎間板ヘルニア。原因が原因だけに、若い世代でもこのタイプの坐骨神経痛を抱える人は少なくありません。腰椎の分離やすべりが原因となっていることもあります。

梨状筋性坐骨神経痛
梨状筋によって坐骨神経が圧迫され、痛みが起こります。梨状筋とは股関節を回す筋肉のことで、坐骨神経の一部と隣り合っています。ですから、立ち上がったり、歩いたりした時に梨状筋が伸びすぎると、隣の坐骨神経を圧迫してしまうんですね。その結果、痛みが発するのです。梨状筋性坐骨神経痛は、梨状筋の衰えが原因になることもあります。その場合は梨状筋の中を坐骨神経が通っていることもあるとか......。

また、梨状筋性坐骨神経痛は脊髄の病気が原因となっていることもあるので、病院でよく検査してもらいましょう。

症候性坐骨神経痛
これは上の2つとは違い、神経が圧迫されていないのに痛みが起こるもの。原因はわかっていません。もし病院で原因が見つからず症候性だと診断されたら、安易に受け止めずに、念のため複数の病院に行くなどの工夫をしましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月20日 19:38 |

初期症状

坐骨神経痛には原因となる病気が必ずあります。

しかし、病気の症状の一つとして坐骨神経痛が出ているのに、自覚がない人も多くいます。このまま放っておいては坐骨神経痛はおろか、大元の病気も悪化するばかり。坐骨神経痛はいかに初期症状に気づけるかがポイントとなります。

初期症状は、お尻や太ももの裏、ふくらはぎなどが痛くなること。ピリピリ、という人もいれば、チクチク、という人もいます。大声を上げるほどではないけれど、なんとなくいつもと違う、痛みを感じる、という状態です。

坐骨神経痛の初期症状は、痛い!というよりも、あれ?と感じる人がほとんど。どうりで見逃しやすいわけです。しかもガマンできないほど痛い、歩けないほど辛いというものでもありませんから、多くの人はこれを放っておいてしまうんですね。ここに危険が潜んでいます。このままにしていて悪くなることはあっても、良くなることはまずありません。少しでも初期症状を感じたら、すぐに病院に行くようにしましょう。

坐骨神経痛の初期症状を発見し、そのまま民間療法で治したというツワモノもいます。その人が用いたのは自らが提唱する「温熱刺激法」というもの。この理論に基づいて腰や膝の裏を温めたり冷やしたり、足の裏をこすったりすることで見事坐骨神経証を初期症状のうちに撃退したとのことでした。これは素人がマネできることではありませんので、気をつけてください。

Posted by ミミ | 2008年7月20日 19:40 |

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