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ヘルニアとは?

ヘルニアとは、体の一部分が本来あるべき場所からずれる、飛び出すことをいいます。例えば「臍ヘルニア」はいわゆる出べそのことですし、「鼠径ヘルニア」は一般的にいう脱腸のことです。このことからもわかるように、ヘルニアは病気ではなく、症状を指す言葉なのです。

私たちの生活の中でヘルニアといえば、椎間板ヘルニアが一般的。ここからはヘルニア=椎間板ヘルニアとして話を進めていきますね。

椎間板ヘルニアとは、椎間板が本来の位置からずれている状態のこと。詳しく説明しましょう。

人間の背骨は24個の骨で構成されています。その1つ1つの骨の間にあるのが椎間板、クッションの役割を務める軟骨です。椎間板は線維輪と髄核から構成され、柔らかい髄核を硬い線維輪が覆っています。けがや老化によって線維輪にひびが入ると、そこから髄核が飛び出してきます。これが椎間板ヘルニアです。

この本来の位置から飛び出した髄核、椎間板が神経を圧迫するため、その周辺に痛みが走ります。
これがヘルニアの痛みのメカニズムです。

ヘルニアは人間が二足歩行を始めた時からの宿命だ、などという人もいますが、実は犬もヘルニアになるって知ってました?ダックスフントやビーグル、コーギーなど、胴が長い犬種と、ゴールデンレトリーバーなどの大型犬が特になりやすいそう。愛犬家のみなさん、犬のヘルニアには十分気をつけてあげてくださいね。

Posted by ミミ | 2008年7月 6日 20:04 |

ヘルニア手術

椎間板ヘルニアの治療には、保存療法、牽引療法で改善が見られなかった場合、
手術をするという選択肢もあります。保存療法をのんびり試している時間がない、いち早く社会復帰したいといった人が手術を望むケースもあります。

ヘルニアの手術でもっともオーソドックスなのが「ラブ法」。背中を切り開き、腰椎を削ってヘルニア部分を切除、摘出する手術です。手術時間は1時間にも満たない場合が多いですが、1~3週間ほどの入院が必要となります。

ラブ法に替わり注目を集めているのがレーザー治療。数ミリほどの針を刺して髄核に直接レーザーを照射し、髄核を減らすことでヘルニア部分をひっこめます。切開不要かつ10数分で終わる気軽さが評判となっていますが、一部のヘルニアには効果がないことも。また、保険適用外なので、手術費が高くついてしまいます。

内視鏡を使ってヘルニアを摘出する手術もあります。「MED法」と呼ばれるもので、背中を少しだけ切り開き、そこから内視鏡を挿入します。ラブ法に比べて傷口、術後の痛みともに小さく済みますが、全身麻酔が必要です。

「PN法」は局所麻酔の上、直径数ミリの管を刺して直接髄核を摘出する手術。欧米ではヘルニアの日帰り手術として定着しています。

ヘルニアを切除、摘出した後は骨を移植したり、人工物で脊髄を固定する手術が必要になることもあります。ヘルニアの手術を受ける際は、医師とよく相談し、納得の行く形で受けるようにしましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月15日 20:10 |

治療法

椎間板ヘルニアは一生治らない、なんて聞いたことはありませんか?

確かに、ヘルニアが元の状態に戻ることは難しいですが、それでも治療により症状が大きく緩和された、人によっては"完治した"と感じられる状態になることは少なくありません。ヘルニアは治療すれば(体感的にではありますが)治るものなのです。

ヘルニアの治療で一般的に用いられるのが保存療法。安静にすることで症状が悪化するのを抑え、私たちが持っている自然治癒力で快方に向かわせる治療法です。

かといって、なにも施さずにただ寝ていることが保存療法ではありません。まずコルセットなどにより患部を固定し、鎮痛剤や筋弛緩剤などで痛みをやわらげます。この時、痛みが伝わる神経を遮断する「ブロック注射」が使われることもあります。

次は温熱療法です。これは温めることで筋肉の緊張をほぐし、血流をよくするためのもの。温熱療法と同時に、電気信号で筋肉を刺激する低周波治療が行われることもあります。さらにストレッチ法などの指導がある場合も。ここまでが保存療法と呼ばれる治療法です。

保存療法だけでは症状が改善されなかった場合、牽引療法に移ります。ヘルニアにおける牽引療法は、腰をひっぱったりゆるめたりすることで腰周辺の筋肉をほぐすためのもの。椎間板にかかる負担を軽減させて、ヘルニアの進行を止める意味もあります。

これらの治療で大半のヘルニアは症状が改善されます。

Posted by ミミ | 2008年7月16日 20:09 |

予防法

椎間板ヘルニアの原因について、別ページで背骨のずれについてお話しました。ヘルニアの原因は背骨のずれ、ということは、背骨のずれを予防することがヘルニアの予防法なのです。これから背骨のずれの予防法を紹介するので、ぜひ実践してみてください。

まずは、常に背筋を伸ばして正しい姿勢でいることが第一。不自然に曲げることで背骨は曲がっていきます。原因のところで触れた「生理湾曲」が守られていれば、背骨はずれることがありません。

そうはいっても、背筋を伸ばすってそれだけで疲れますよね。だからこそ、いいこともあるんですよ。

背筋を伸ばす、とっても簡単なことですが、これは意外と筋肉を使います。毎日ぴんと良い姿勢でいるだけで、自然とお腹や背中の筋肉が鍛えられるのです。つまり、ダイエットにもなる!ヘルニアの症状としても代表的な腰痛にとって体重増加は格好のえさですから、背筋を伸ばして痩せられればこんなにいいことはありません。

これは座る時も同様。いすに深く腰かけて背筋を伸ばすことでヘルニアの予防になります。床に座る場合はあぐらや長座、横座りは厳禁。正座がもっとも腰に負担をかけません。

姿勢以外の予防法は、やはり腰に負担をかけないこと。重い物を持つときは前かがみになるのではなく、一度しゃがんでからの方が安全です。とにかく前かがみになるのはダメ。お料理、お掃除、車の運転、なんでも前かがみにはならないように心がけましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月17日 20:07 |

ヘルニアの症状

椎間板ヘルニアの症状は、腰痛だけではありません。
腰から足の先まで、広い範囲で痛みやしびれが発生することもあります。
ヘルニアが腰から足の先まで通っている坐骨神経を刺激するために起こる坐骨神経痛も典型的な症状です。

ヘルニアも症状が進むと、腰から足の先までの感覚が麻痺したり、筋力が低下することも。さらに重度になると排尿障害や勃起障害を引き起こすこともあります。ヘルニアは病気ではないと別のページで説明しましたが、それでもこんなに怖ろしいものなのです。

ヘルニアの症状が出たら早めに治すのがベスト。こんな症状、出ていませんか?

・短い時間(10数分程度)でも立っている、または座っているのが辛くなる
・30分以上歩くと腰や足にぴりぴりとした痛みが走る
・前かがみになると痛みが出る、または痛みが強くなる
・立ち上がるのが辛い
・ひざを伸ばしたまま足を持ち上げられない
・下半身の感覚が鈍い

これらはヘルニア初期状態で現れやすい自覚症状の一部。いくつも当てはまるようならヘルニアの可能性を疑ってみましょう。

未成年のヘルニア、若年性椎間板ヘルニアの場合、症状が強く出ることがあります。体が成長するための大切な時期ですから、初期症状を見逃さず、じっくりと治療にあたってください。若年性椎間板ヘルニアはスポーツがきっかけとなって発症することが多いので、部活少年、部活少女のお父さん、お母さんは特に気をつけてあげてくださいね。

Posted by ミミ | 2008年7月18日 20:06 |

ヘルニアの原因

椎間板ヘルニアの主な原因は、老化。
背骨同士のクッションの役割を果たす椎間板ですが、20歳をすぎるとどんどん弾力性がなくなってきます。弾力性がなくなることで椎間板は傷つきやすくなり、少しの衝撃や圧迫でも髄核が飛び出してしまいます。

骨の老化もヘルニアの原因となります。骨は老化すると欠けやすくなり、結果、椎間板をつぶしたり、傷つけたりしてしまいます。

骨の老化は実際の年齢にはあまり関係ありません。骨密度や骨年齢といった言葉は聞いたことがありますよね?実際の年齢よりも骨が老化している人は、実は多くいます。たとえ20代、30代でも骨が老化してしまうと、ヘルニアになりやすくなってしまうのです。

また、背骨のずれやゆがみもヘルニアの原因となります。背骨の本来あるべき姿(生理湾曲といいます)は、うまいこと首、胸、腰の部分が湾曲していて、負担を分散できるようになっています。

しかしこの生理湾曲が崩れると、体に負担をかけないためにさらに背骨がずれていきます。小さなずれが大きなずれを呼び、椎間板にも大きな負担がかかります。その結果、ヘルニアとなってしまうのです。まずは小さなずれを防ぐため、普段から背筋を伸ばすことをこころがけましょう。

ヘルニアの主な原因は老化と背骨のずれですが、発症するにはきっかけがあります。急に重いものを持ったり、腰を大きくひねったり。長時間中腰でいたり、座りっぱなしも危険です。気をつけましょう。

Posted by ミミ | 2008年7月19日 20:05 |

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